リグロスを用いる歯周組織再生療法
リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する治療法です。
フラップ手術で、プラーク・歯石などを取り除いた後に歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布し、歯を支えている歯周組織の再生を促します。フラップ手術とはこちらを参照ください。フラップ手術とは
リグロスと同じ成分は、すでにやけどや床ずれなどの治療に使用されています。
リグロスは、成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の周囲にある細胞を増やし、さらに血管を作って細胞に栄養を送り込みます。これらの作用により歯槽骨などの歯周組織が再生されます。
フラップ手術後の注意点
・手術後は、強く口をゆすいだり、触ったりしない、歯ブラシもしない
・手術部位を見ようとして頬を引っ張らない
・なるべくものが当たらないように安静にする
抜糸は1〜2週間後に行います。それまでは歯ブラシは当てないようにしましょう。
歯ブラシを当て始めるときなるべく柔らかい歯ブラシで磨きましょう。
リグロスにかかる金額
リグロス単体の処置で5万円になります。
但し、骨の欠損が大きく、人工骨などを使用する場合は8万円ほどかかります。